ガス圧の調整!
うまい!ビールには樽の温度に合わせて適正な圧力をかけることが大切です。
なぜガス圧の調整が必要か
ビール類の中には、ほどよく炭酸ガスが溶け込んでいます。
ところが、ビール類の温度が高いとビール類中の炭酸ガスは逃げ出そうとし、
温度が低いと、ビール類中に溶け込もうとします。
この炭酸ガスが逃げ出したり、溶け込んだりするのを防ぐためにはビール類の温度に合わせた適正圧力をかける必要があります。
圧力が適性の場合 液中の炭酸ガスが逃げもせず、余分な炭酸ガスが溶け込みもせず、爽快な味が保たれます。
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圧力不足の場合(高温) 液中の炭酸ガスが逃げてしまい、時間の経過とともに気抜けした樽詰生になってしまいます。
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圧力過剰の場合(低温) 余分な炭酸ガスが液中に溶け込み、時間の経過とともにピリピリした味になってしまいます。
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適正圧力の目安
瞬間冷却式、氷冷式の場合 樽の温度が20~30℃程度で使用されるので、温度の10分の1が適正圧力となります。
例)樽温度20℃ 適正圧力2.0kg/cm2
樽冷蔵式の場合 常に5℃前後で冷やされているので、年間通して1.0kg/cm2にします。 |
ディスペンサーのタイプ | 想定樽温度 | 適正圧力の目安 |
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瞬間冷却式・氷冷式 | 夏:25℃ | 2.5 |
冬:20℃ | 2 | |
樽冷蔵式 | 年間:3~5℃で一定 | 1 |