スイングカランは・・・ 世界に1つだけの「ペアーの花」なんです・・・
2016年12月27日 | 09:18 | カテゴリ:ビールスタンド重富
昭和初期から中期にかけて主流だった
ビールの注ぎ口「カラン」 いわゆる スイングカラン
2つが合わさって 完成品となるのですが
よくみると 同じ番号 が 刻印されています
上の2つは 20 が 刻印されています
この 意味なのですが・・・
鋳型で作成した カランの部品を 1つに合わせて
ビールが出てくる「穴」をあけます
この穴を あけた瞬間 もう 他の部品とは 合わせる事が難しくなるんです
以前 カランを 数本同時に洗浄しました
いつものように 組み合わせて ビールを注ぎます
「なにかが 違う・・」 違和感を感じました
当初 何故なのか わからなかったのですが
あとで 確認してみると
番号が 違うモノ が 組み合わさってしました
スイングカランは 擦り合わせ という作業で ピッタリと合わさり
ビールが漏れないようになっています
鋳型で 同じ型を 制作したとはいえ
厳密には 1つ1つ 違っているのです
最初に選んだ2つを 組み合わせ 擦り合わせ ピッタリと合致させ
「穴」を あけます
この 工程を経ることによって
この世に 2つとない ペアーの スイングカランが 誕生するのです
また この スイングカランを 誰が使用するのか で ある意味「癖」もでてくるはずです
私が 日本に現存する 他店舗のスイングカランで
ビールを注がせていただくことがありますが
微妙に それぞれ 違います・・・
自分の慣れ親しんだカランは 考えなくても 体が勝手に動きますが
他のカランは 頭で考えながらでしか 注げません・・・・
昨晩 SMAPさんが解散され 最後に 「世界に1つだけの花」を 歌われました
スイングカランも 世界に1つだけのペアー なんだと・・・
この スイングカランの花が 日本中に 咲くことを・・・
開校日:随時開校しています(お1人様~5名様程度)
時間 :約4時間
受講生:飲食店の方 又は、開業予定の方
費用 :5000円(お1人)
※実習のビール代・WEB等での広報に使用します
内容 :テクニック的な事はあまりお話ししていません
ビールの歴史。
人類の歴史の中でのビールの位置づけ。
ビールがこの世に存在する役割。
仕事終わりの1杯の生ビールの意味(重さ)
ビールを注ぐ事とは… 等
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