自転車のタイヤに空気を送り込む器具をなんと呼びますか!?
2018年06月02日 | 12:49 | カテゴリ:ビールスタンド重富
Q 自転車のタイヤに 空気を送り込む
道具のことを… なんと呼びますか?
A① 空気いれ
A② 空気つぎ
この回答の分布図が…衝撃的なのです
全国地図で 表しますと‥‥
黄色い県が A① 空気いれ と呼びます
朱色の県が A① 空気いれ A②空気つぎ
両方使っています
そうなのです 広島県以外は 空気いれ なんです
では 広島県を 細分化してみましょう
黄色い個所が A① 空気いれ と呼びます
朱色の個所が A① 空気いれ A②空気つぎ
両方使っています
赤い箇所が A② 空気つぎ と呼びます
あくまでも、調べた人数が ごくごく少数なので
この分布図が「すべて」とは、決して述べられませんが
興味ある分布であることには違いありません
なぜ 広島市を中心とした地域だけが
「空気つぎ」と 呼ぶのか??
ここから 重富の考えを述べてみたいと思います
あくまでも、フィクションです! ご注意ください!
ビールスタンド重富の店内に掲示してある
「生ビール読本」」
昭和8年に発行された
日本初の 生ビール取扱い説明書です
この中に、その当時のビールサーバーの図面があります
昭和15年頃に
重富の祖父が広島で生ビールを注いでいた器具は
左の方のサーバーのイメージです
左の樽の上に付いている 器具 を 注目してください
拡大してみましょう!
ポンプが設置されています
通常ビールは、二酸化炭素で押し出します
しかし、液化二酸化炭素のボンベは高価で
一般庶民には手が届きませんし
そもそも流通していなかったと考えられます
そこで、空気ポンプを使用してビールを注ぎだします
この時代 まだ 自転車は一般的ではありません
自転車が庶民に広まるのは戦後です
ということは、このビールを注ぐポンプを
初めてみる広島人が多かった事でしょう
わしは祖父の血を、濃く継いでいるようなので
祖父も、ビールを注ぐ時にいろいろ説明しながら
1杯1杯注いだのだろうと想像できます
広島人にとって、この空気ポンプは
「ビールを注ぐ」道具なのです
自転車に空気を入れる道具として広まるのは、戦後
このことから 広島を中心とした地域のみ
このポンプは ビールを注ぐ 道具であることから
つまり・・・
「空気注ぎ」と呼ばれているのではないでしょうか?
もちろん、他県でもビールはポンプで注がれていたと思いますが
重富家のように、事細かく説明しながら
ビールを注いでいなかったと仮定すれば・・・
広島だけ 「空気注ぎ」 と呼ぶことになるのです
空気注ぎ と 呼ばれているは
ビールを注ぐ 器具から 始まったからなのではないでしょうか?
※あくまでもフィクションです
■一般学部 ⇒ WEBサイトをご参照ください
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開校日:随時開校しています(お1人様~5名様程度)
時間 :約4時間
受講生:飲食店の方 又は、開業予定の方
費用 :5000円(お1人)
※実習のビール代・WEB等での広報に使用します
内容 :テクニック的な事はあまりお話ししていません
ビールの歴史。
人類の歴史の中でのビールの位置づけ。
ビールがこの世に存在する役割。
仕事終わりの1杯の生ビールの意味(重さ)
ビールを注ぐ事とは… 等
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