ラジオ@シゲトミ No5 予備校時代
2020年08月18日 | 12:22 | カテゴリ:ビールスタンド重富
ビールスタンド重富マスター重富です
100年続く、重富酒店を経営しながら 酒屋の店先と、広島駅で
ビールスタンド重富というビールスタンドを運営しています。
ビールの美味しさ、楽しさを伝える「麦酒伝道師」を目指しています。
今日の放送は 2020年8月9日 5回目です
今日は、重富の予備校時代について お話ししたいと思います。
受験した福祉系の大学全部不合格だった重富は、再度 国公立大学を目指す為
予備校に通うことになります。 選んだんは、自宅から徒歩5分の
広島YMCA学園。 志望は、国公立大学の 教育学部を目指します。
成績別のクラス分けがあり… 予想通り 一番下のクラスです。
それでもなお、国公立を受験すべく、英語 国語 数学 理科(2科目)社会(2科目)
高校の時、物理を習ったのが高校一年生。 数学で三角関数を勉強する前に、物理を習いチンプンカンプンだったこともあり、簡単だという噂の「地学」に変更しました。
受験科目は、生物と地学…社会は 世界史と もう1つなにを受験したか忘れてしまいました。
ほどなく、クラスに友達もでき始めたころです…
そのころはやり始めた遊戯があります。 パチンコの フィーバーです。
数字の 3か7が揃ったら スロットが30秒間開きっぱなし、それが10回繰り返されるのです。 1回当たれば大変な数のパチンコ玉が出てきます。 その当時は ブリキのバケツに球を入れるので、ものずごい音がします…
重富の自宅から、YMCA予備校に着くまで パチンコ屋さんが 数件あります。
家を出ては、予備校に行かずにパチンコをしている回数が増えて行きました。
そんななか、隣の人がフィーバーしました。 よく見ると 仕事をさぼってパチンコをしていた叔父でした・・・さすがに、これはまずいと思い。パチンコには、授業が終わってから出かけることにしました。
当時の酒類業界は、景気が良く。 お酒の景品も わりと良いものが沢山ありました。
友人が欲しいと言えば、よくあげていました。 そんななか、ほとんど会話をしたことのないクラスメートが、交通事故にあい、入院しました。 その彼が、酒の景品を欲しがっていると聞き、お見舞いを兼ねて景品を届けました。
そこから、彼と 彼の周りの友達たちと つるむようになり…
ランチ会と称して、八丁堀界隈のランチを食べ歩きました。
授業後は、我が家で遊んだり、ボーリングに行ったり
楽しい時を過ごしました。 あっ もちろん 勉強もやってはいました。
そんなこんなで、秋頃だったと思います。
ふと、いろいろと思うところがあり、このまま教育学部を目指してよいのだろうか
本当に自分は、障害者教育で 生きていけるのだろうか? と悩み始めました。
そして数週間悩んだあとに・・・
障害者教育を、仕事としてかかわるのではなく
高校生まで続けていた、ボーイスカウトに、障害者も入隊できる組織をつくり
そこで、関わる方が自分にはあっているのではないかと考え始めました。
そして、ある日、珍しく早く帰宅していた父に、教育学部ではなく経済学部に行こうと思うと話しました・・・・
父は、黙ってビール瓶を持ってきて
2人で無言で乾杯しました。 まだ未成年ではあるのでこの事は内緒ですけど…
この無言が、父の感情を とても強く表しているように感じました。
そこからは家業を継ぐべく、経済の道へと舵を切ることになります。
そして、共通一次試験の前日です
例の友人たちも同じく明日 共通一次試験なのですが…
誰かが「ボーリング行こうぜ」 と なり 全員でボーリング場パークレーンに出かけました。
このボーリング場、予備校から徒歩1分なのです。
何ゲーム投げたでしょうか… かなり投げて、もうフラフラです。
自宅に帰り、飯を食って、風呂に入って、そのまま疲れて眠ってしまいました。
早めに寝てしまったので、朝の目覚めはバッチリ! 万全の体調で試験に臨むことができました。
他の友人たちは、前日にボーリングにでかける我々を白い目で見ていましたが
共通一次試験の自己採点で、受験できる大学を探すと・・・
長崎と沖縄です。 試験が小論文しかない 長崎を選びました。
他にも私学の経済系をいくつか受験しましたが、試験に受かったのは 地元の経済大学だけ
大学は他県に行きたかったので… 最後の頼みは 長崎の大学です!
新幹線で博多へ、そこから佐世保本線にのり、大學のある佐世保に向かいます。
途中早岐という駅から、電車の進行方向が逆になり、乗りずごした と ビックリして立ち上がったところ、
多くの人が乗っているので…車庫に行くのではないとわかり、ドキドキしながら佐世保に着いた記憶があります。
その当時、合格発表を見に行くことができない受験生に、電報で知らせてくれるシステムがありました。
合格発表の日電報が届きました。
その電文が「田んぼでカエルが笑ってる」です…
これは 合格なのか 不合格なのか わかりません。
大学のキャンパスの周りには、豊かな田んぼが広がっては居ましたが
大学から、かなり分厚い書類が届き… 合格だったんだと ほっとした次第です。
予備校生から、大学生になることができました。
ボーリングに出かけた連中も、それぞれ思う大学に入学できたそうです。
第5回目の放送は ここまでです
次回は 花の大学生活についてお話したいと思います。
おしらせです
現在重富は、クラウドファンディングに挑戦中です
内容は
コロナが収束するまでに、日本中のビールを美味しくするプロジェクトです。
ネットで「カナエンサイ夢」「カナエンサイ夢」で検索してみてください。
2020年8月末まで実施しています。よろしくお願いいたします。
「手入れの行き届いたビールは、笑顔を生み出します」
ビールスタンド重富マスター 重富がお届けしました。