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旨い生ビールで「広島」の経済を復活させると信じて行動する酒屋の社長の徒然日記

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心のウォーミングアップ(4)

 

 

皆さんの記憶にも鮮烈に残っていると思います。 矢野西で起きた事件。木下あいりちゃん殺害事件です。 各地で「子どもの登下校を守れ!」とパトロールが始まりました。私の小学校でもこれまでも緩やかなパトロールはしていましたが 今回はそんな悠長な事態ではありませんでした。PTAで何度も会議を開き、地域の方も独自にパトロールを始める方もおられます。

 

そこで おこるべくして様々な問題が発生します。 地域の方々に 「パトロールをお願いします」 「待ってました!子どもは地域で守ろう~ 子ども達の為にできる限りやるよ」という声が沢山聞こえてきました。 大変ありがたいことです。 それと同じくらい、いやそれ以上に・・・・「親がまず率先して動いて、そして足らない部分をお願いするのが筋だろう」ごもっともなご意見です。 反論のしようもありません。

 

現状のPTAの中では、仕事をしている保護者、様々な考え方を持っている保護者を 「子どもの安全」で、まとまっていただくのは並大抵のことではありません。

 

あげくのはてに「子どもの命と仕事と、どっちが大事なんだ」「有給とって出来るだろう」 そんな声が聞こえてきた地域もあったようです。ある意味 モンスター地域住民??

 

広島は8区あり、その区によっても温度差がありました。 安芸区のある会長よりこんな言葉をいただきました。

 

市PTAから「案内文」が届いたので・・・内容は 「各区で意見を出し合って、子ども達の安全について話し合いましょう」だと思って、嬉しくなって封を開けました。 なかに入っていた文章は・・・・

 

    「新年互礼会」の案内

 

愕然とされたそうです。

 

 

我が小学校でも、保護者に向けて文章をだそうとしました。

 

「子どもの安全は、誰かが守ってくれると勘違いしていませんか!」 という表題のプリントです。 PTAにむけて かなりきつい言葉です。

 

そのときK校長先生より 「言いたい気持ちはわかりますが、この文章の次に出す言葉がなくなりますよ・・・」 「子どもの安全は、まず親が守りましょう」と・・・ STOP! がかかりました。

 

頭に血が上っていた私には、大変ありがたい STOPでした。

 

地域や学区で「子どもの安全」についての集まりが頻繁に開催されます。 いつもそこでは「今の親はどうなっとるん」「不思議でしょうがない」と・・・多くのご意見を耳にします。

 

そんな会で・・・私は思わず言ってしまいました。

 

「今の私たち親を育てられたのは だれですか? 失礼ですけど みなさまがたの年代の方々ではありませんか」 「私たちは勝手に大きくなったわけではありません」と・・・・

 

場内からは 様々な反応が起きました。 拍手をするお年寄り、ほっとした表情(よく言ってくれた)との保護者の顔 「なにを偉そうに」と厳しいまなざし。

 

私は このとき気付きました。

 

私自身子どもをどう育てているのか? 私自身がどう育ってきたのか?            どう育てられてきたのか? 

 

これまで悩んで悩んで絡み合った糸が・・・「すっとほどけていく」そんな感じがしました。 そんなとき NHKからコメンテーターの依頼がありました。「ふるさと発」です。

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