子ども と お酒
2009年01月23日 | 13:26 | カテゴリ:未分類
子どもにどうしてお酒を飲ませてはいけないかご存知ですか!
酒屋さんには、酒類販売管理士という資格を持った人がいます。 この酒類販売管理士さんが、法律を守ったり、お客さんの健康を守るのがお仕事です。 その管理士の養成講座の講師を、昨日やってきました。
3部構成の講義の、私は第1部を担当しています。 そこで「力説」するのが・・・ 「未成年飲酒」に関する事項です。
販売管理士だけが知っておけばよいことではないので、皆さんにもお伝えしたいと思います。
冷蔵庫に、子ども用にビールが冷やしてある。 ビールが冷えていないと、子どもの機嫌が悪い。
そんな事例を耳にすることがあります・・・・
なぜ、子どもはお酒を飲んではいけないのでしょうか?
その理由をご存知ですか?
昨今の規制緩和で、お酒が様々な場所で購入できるようになりました。未成年者が購入してしまうケースも多いようです。 法律でお酒は20歳から~と決まっていますが「なぜ?」でしょうか。 それは、子どもの成長に大きく関わっているからです。 男性の場合、第2次成長に関わる物質と、アルコールの解毒に関わる物質が同一のようです。 つまり、体が成熟している時期に、酒を常飲すると・・・男性機能を充実(第二次成長)させるよりも、アルコールの解毒を優先してしまうのです。 不妊症の男性の原因である「精子の数が少ない」等の原因になる可能性が大きいとの指摘があります。 また、人間の脳は、ほぼ20歳まで成長を続け、あとは徐々に衰えていきます。 若い頃に酒を常飲すると、脳の発達がストップしてしまいます。またアルコール性認知症になりやすいという報告もあります。 女性の場合は、生理不順の原因の1つにあげられています。
つまり、法律で決まっているから「飲んではいけない」という理解ではなく
「子どもの体に有害だから飲んではいけない!」
の認識をもってください。 将来、お孫さんの顔を見たい。この手で抱きたい。と思う方は、お子さんに「酒の常飲」をさせてはいけません。 もう手遅れ?と思われる方があるかもしれませんが、子どもの成長能力は大変素晴らしいものがあり、もとに戻る可能性も大だそうです。今からでも遅くはありません。 今日から飲酒を止めさせましょう~
「アルコール性認知症」って病気があるんですか?
「認知症」って名前が付いているくらいなので、
やっぱりボケるのでしょうか?
お酒が子供にとってそんなに有害だとは知りませんでした。