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旨い生ビールで「広島」の経済を復活させると信じて行動する酒屋の社長の徒然日記

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ケイタイから見えてきたもの(2)

 

 

両講座の最後に、2つの話をさせていただきました。

 

そして、もうひとつは・・・・

 

丁度一年前の私の体験です。

 

 

 

夜中に中学生が公園で遊んでいる。 との情報を得て、ある日の22時頃に公園に出かけました。 そこでは、中学生(3年生)10名前後が・・・

 

  それはもう、楽しそうに 「 缶けり 」をして遊んでいました。

 

注意しようと思い、出かけたのですが、あまりにも楽しそうに遊んでいるので注意できずに、座って見ていました。 すると、知り合いの子が近寄ってきて・・・

 

中学生「おっちゃん! なんで怒らんのん?」 私   「あまりにも、君達が楽しそうやから、怒るに怒れん・・・」 中学生「ふん、そうなん」 私   「そう」

 

 

中学生「でもな、おっちゃん。 わしらこの時間しか遊ぶ時間ないんよ!」  と

 

ボソッと一言いうと、また缶けりの輪に戻っていきました。

 

私は「はっ!」と思いました。 いきなり叱らなくてよかったなと・・・ 公園の近所の方々には、本当に申し訳ないのですが、とても大切なことを知らされた気がしました。

 

彼らは、塾の帰りに三々五々集まって遊んでいます。 ほんのチョットの間ですけど、缶をけって、走り回って、友だちと遊んで・・・ それはもう、小学生? と思うくらいのはしゃぎようです。

 

すると・・・「早く帰れよ」と言わないのに、帰り自支度を始めました。

 

中学生「おっちゃん! 帰るわ・・・」 私   「おい! ちょっと待てや! 缶コーヒー おごってやる!」

 

公園そばの自動販売機の前で、5分くらいでしょうか、子どもたちと缶コーヒーを飲みました。 子どもたち1人1人の顔を見ましたけど、受験真っ只中なのに、明るい顔をしていました。

 

缶コーヒーを飲み終えて、子どもたちの背中を見送りました。

 

彼らは、塾の後、ほんのちょっとの時間ですが、体を動かして、友だちと遊んで「笑顔」で帰っていきました。

 

でも・・・・ 塾の帰りに、そのまま家に帰って、ご飯食べて、風呂に入って、勉強して、寝る・・・ そんな子どもたちも大勢いるでしょう。

 

昼間にあった嫌なこと。 友だちと喧嘩したこと。 先生に腹が立ったこと。 ・・・・

 

私だったら、流川で飲んで騒いで、うっぷんばらしをします。 大人だったら、買い物したり、ちょっといいランチを食べたり、スポーツしたり・・・ いろいろだと思います。

 

缶けりをしていない子どもたちは、どうやって「うっふん・不満」を解消しているのだろうか・・・・

 

もしかすると、その解消アイテムが「ケイタイ」なのではないでしょうか? ゲームサイトで遊んだり、掲示板に書き込みしたり、メル友探したり・・・・

 

でも、そのケイタイで、さらに「うっぷん・不安」が蓄積されている・・・ その「うっふん・不安」を解消するためにさらに「ケイタイ」にのめりこむ・・・・

 

ほんの5分でもいいから、友だちと、なにもかも忘れて「遊ぶ」

 

そんな時間を、我々大人たちは、子どもたちに作ってあげているかな・・・と自問自答です。

コメント(1)

あっち

勉強になります。”うっぷん”を晴らす場所・時間が無くなってきてるんですね・・・。
 
本当の親友がいないんですかねぇ~?うわべだけの付き合い?が蔓延してるんですかね?
 
おやじ苦楽部でふれあう子供達の笑顔を絶やさないよーにしたいです。ふれあえて無い子供達も巻き込んでみたいですね~!

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