旭鳳酒造に試飲&蔵見学に行ってきました。
2011年04月03日 | 11:18 | カテゴリ:未分類
いつも美味しいお酒を醸っていただいている 可部の旭鳳酒造さんに出かけてきました。
土曜日でランチ営業ななかったので、弊社の飲食部門「四斗平」の 藤川を誘ってでかけました。
当初12:07の可部行きに乗車する予定だったのですが 震災の影響で、車両の部品が不足しているとのことで 今日(4月2日)から、運休の列車があり、12:07は運休でした。 次の列車に乗り込み、可部に向かいました。
可部までの列車の中で、弊社お得意先の 老舗のBAR キャディさん(創業52年)の マスター夫妻とご一緒になり、一緒に可部街道を歩いて蔵に向かいました。
可部街道は古い道で、今での当時の家が残っています。
私事ですが・・・ 母の実家が可部でして、子どもの頃からよく遊んだ町でもあります。 45年前に母の実家が経営していた 紳士婦人服の「かべや」(現在は国道沿いにあります)
今でもその建物は残っており、懐かしくてつい撮影してしまいました
徒歩15分で、旭鳳酒造に到着!
社長がでてこられて、いろいろとお話をさせていただきました。
今年の新酒のでき具合は・・・・
旭鳳さんらしい、酸味のきいたフレッシュな味わいでした。 また、今後熟成を重ねて、味わいが深くまろやかになっていくのが 楽しみです。まずは、夏過ぎに出荷される「ひやおろし」ですかね。
すると、蔵の奥さんが出て来られて
「びしょ鍋」しようか! と
さっと台所から、材料をもってこられて、調理が始まりました。
今では、多くの飲食店で食べる事が出来る「びしょ鍋」ですが もともとは、蔵人さん達が食べていた「まかない料理」です。 それぞれの蔵で味付けや材料が少づつ違うのも、また楽しみの1つですね。
ふと、蔵の足元を見ると・・・
「線路?」のような・・・
社長に伺うと、トコッコを走らせていた「線路」とのことです。 以前は、蔵と蔵の米や酒の移動に使用していたとのことで 可部にある他の酒蔵さんもあったよ! との事でした。 今では、使用されていませんが、よくみると蔵と蔵を結んでいたのがわかります。
試飲とびしょ鍋でほろ酔い気分でしたが 蔵見学をお願いして、蔵を回らせてもらいました。 スタッフの藤川は、以前、サントリーさんの山崎工場は見学させていますが 酒蔵は初めて! とても興味深そうに聞き入っていました。
新酒を搾り終えた原酒が、出荷の時を静かに待っています。
いつか・・・弊社スタッフでこの原酒を全部試飲して 「一タンク丸ごと購入」そんなことが出来たらいいなと考えています。
蔵と蔵の通路から外を眺めると・・・
蔵の外壁には「杉皮」が貼り付けてりました。
藤川が「僕が子どもの頃には、この皮をはがして遊んでいました・・・と」 彼は竹原の出身です。(ちなみに、はがしてよい部分をはがして遊んだそうです)
出荷倉庫で、ラベルを手貼りしている方がおられました。
1枚1枚丁寧に貼っておられる姿をみて 1本1本を、酒屋として「丁寧に」扱っているかと自問自答でした。
普段、酒屋と飲食店として「日本酒」を
瓶に詰めた「酒」と「味」で見て判断していましたが その「酒」を造る背景(土地・蔵・水・蔵人・・・)多くの思いがあるのだと 今更ながらに感じました。
旭鳳酒造さん ありがとうございます。