東日本大震災 「【泳げこいのぼり被災地の空に】 その4
2013年03月15日 | 09:23 | カテゴリ:未分類
*昨日のブログの つづき
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日の出です。 とても嬉しい気持ちになりました。 目指す石巻までもうすぐです。
仙台市内から石巻までは、渋滞するので3時間かかると聞いていましたので 仙台南インターを朝6時頃に通過するつもりだったのですが・・・
結局8時頃の通過で、南部道路経由で石巻にむかいました。
案の定、朝のラッシュと、被災地渋滞に巻き込まれ、石巻についたのは11時前 でも、そこにはテレビ画面でみた光景が広がっていました。 しかし、それ以上に衝撃的だったのが「匂い」です。 例えが悪いのですが、クーラーボックスに、釣った魚を入れていて 一週間くらいたって開けた時の感じの匂いが、町中に充満しています。 でも、この匂いは「魚」だけの臭いではないはずです・・・動物や○○の死臭も・・・
この瓦礫と匂いの中で、被災者の方は生活をされておられることに気が付きました。 窓を開けて走っていたのですが・・・口の中が、小さなほこりや砂利で・・・ マスクを付けている意味がよくわかりました。ほこりや砂利にも臭い匂いが 染みついているようです・・・・
目を覆いたくなるような情景が、目的地に向かえば向かうほど酷くなっていきます。 車は、内陸から沿岸のほうに向かっているからです。 そして、目的地「渡波地区」の【渡波中学校】に到着しました。 (動画)渡波中学校に到着した様子
車を降りて、F先生を探しに学校の校舎に入って行きました。 1階は、清掃はされてはいましたが、津波の被害で泥だらけになった痕跡がありました。
2階の職員室に入り、F先生を探しました。 すぐに見つかり握手を交わしました。
真っ先に、牛田中学校の生徒会のメッセージをお渡ししました。 すると先生が「是非見て欲しい」と、被災した校舎の中を案内してくださいました。
(動画)被災校舎と校庭から海岸の被害状況 http://www.facebook.com/video/video.php?v=207176525972042&saved (説明は、動画内の私と先生との会話をお聞きください) 広島を出発して20時間後に遭遇した、被災地の姿でした。
F先生と「こいのぼり」の設置場所について検討を始めました。 当初は、国旗掲揚台に掲げては・・・から始まりましたが 掲揚台だと、多くても2セット(6匹)が限界に思われました。
先生、長いロープを持って来たので、どこかに数十匹規模で掲げませんか?
この提案に、F先生も大賛成。避難所の方々や、石巻の人にも見える場所がいいですねと、
校庭や校舎をあるきまわって、掲げれる場所を探して回りました。
道路に面した場所は、みてもらうには最高ですが、掲げる柱がありません。 プールの上に掲げる案もでましたが、子ども達と一緒に設置するには危険です。
最終的に、さきほど見せてもらった校舎と体育館にロープを張って その間にこいのぼりを掲げる案で決まりました。
その案を、校長先生に許可を得ないと先には進めません。 F先生は職員室に戻って行かれました。 およそ10分くらいの時間だったと思いますが、とても長い時間に思えました。 「許可がおりました」 ホッとした瞬間でした。 設置方法を先生と再度確認しました。 ●大きなこいのぼりは、こちらで設置はすませておく。 ●子ども達が登校して、下校時間に手伝ってもらう。 今は12時です。子ども達は2時に登校してきます。
渡波中学校は、避難所になっており、丁度お昼の時間でした。 倉庫に、パンと牛乳があったのでこれが昼食なのかなと・・・
竜二と2人で作業に取り掛かりました。
つづく・・・
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