17年を経たビールの味わい・・・・ 全国第一号地ビール「上原酒造・エチゴビール」
2014年12月13日 | 10:08 | カテゴリ:重富酒店
先日 ビールスタンド重富の お客様から
「重富さん、古いビールを頂いたんだけど…一緒に飲みませんか?」と
お誘いをいただきました。
先日 そのビールを ご一緒に頂くことになりました。
そのビールとは・・・・
エチゴビールと言えば・・・
地ビール元年と言われる ビールの規制緩和の翌年 1995年に
エチゴビール(上原酒造)は誕生する・・・
1994年 細川政権時代 規制緩和の目玉と言われた ビール規制緩和
それまでの醸造量の規定が 2000キロリットルから 60キロリットルに引き下げられ
多くの 地ビールメーカーが設立された (約200社)
その第一号が エチゴビールさん
創業の2年後に醸造され、瓶詰めされたのが 上記写真の エチゴ・トリプル
賞味期限は 2年間とあります・・・ あくまでも メーカーの考える美味しく飲める期限
その期限を 更に 15年経たビールが どのような 味わいになているのか・・・
興味深々で 王冠を 開けました
グラスに注ぐ瞬間・・・
麦芽の香りが かすかに感じられました 泡立ちは… まだ少しあるようです
そして 香り…
最初に 紹興酒や古酒の 熟成香が たち その 中で 麦芽の香ばしさと甘みの香りが…
口に含むと・・・ アルコール感は ほとんどなく 炭酸のニュアンスも感じません
さらっとした口当たりなのに・・ 味わいは 重厚で複雑
紹興酒や古酒のニュアンスが 口いっぱいに広がり・・・ そのニュアンスが すっ~と引いて行くと
あとから 麦酒のイメージが そっと顔を覗かせます。
日本で飲まれている ピルスナー系のビールとは 真逆の味わいです。
ラベルにも 壜内発酵麦酒 の 明記があり・・・
壜内で さらにさらに 発酵・熟成されたようです
瓶香を強く感じる事もなく・・・ 静かに 少しづつ 時間と時代を感じながらいただきました。
最後の方は さすがに おり が 多く 渋さが厳しく 飲用には難しくなりましたが
上澄みは・・・ 美味しくいただくことができました
保存状態も よかったのではないかと思います
日本第一号の 地ビール その歴史は 波乱万丈に満ちたものだったようです
その歴史を 瓶の中で じっと 見守り続けてきた この麦酒
日本の麦酒の歴史を感じながら いただきました。
ありがとうございます。
玄人直伝【ウチ飲み指南】
是非ご家庭で 美味しいビールをお楽しみください
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