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旨い生ビールで「広島」の経済を復活させると信じて行動する酒屋の社長の徒然日記

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  3. 2009年1月

対岸の「とんど」

昨日は、町内会の新年会でした。 私は町内会役員ではないので、新年会に呼ばれてはいないのですが・・・「今年は積極的に動く」と決めてしまったので 御世話になっている町内の方々に「ごあいさつ」と、出かけて行きました。 妻は、中学校のP会長なので、料理(お弁当)をたぶん残しているだろうから、それ食べよう~と思い・・・^^

 

「よう来たの~」と、欠席された方の席に座らせていただき、お弁当もお酒も「たっぷり」といただきました。 多くの町内の方と、久しぶりにお話をすることができました。 昨年までは「すこし対決?」的な感覚で町内を見ていましたが 自分から進んで参加したせいなのかもしれませんが、これまでとは違って、皆さんのお話を「素直」に「前向きに」聞くことができました。 とても楽しいひと時を過ごすことができました。

 

自分の関わり方で、相手の雰囲気が全く違うことに、改めて気がつきました。

 

会もお開きの時間になり、帰ろうかな~と片づけをしていたときに、ある方から 「いつも2次会をやっとるから、きんさいや」 と・・・

 

これまでは、終わったらとっとと帰っていたので2次会があることを知りませんでしたし、誘ってももらっていません。

 

 「・・・・・・・」  これはなんだったんだろう~  

 

2次会は町内の集会所でした。 大きなテレビでみんなで楽しくカラオケ大会。 普段、会議ではみることができない、会長さんたちの笑い顔や笑い声を聞くことができました。 テンポのいい曲では、踊ったりもしました。

 

夕方になり、愛犬の散歩もあるのでちょっと早めに失礼しました。 外にでると「パンパン」と大きな音が、遠くの方から聞こえてきます・・・ ふと見ると、太田川をはさんだ対岸で「火の手が・・・・」

 

 

 

とんど でした。 

 

思い出しました。 私が「おやじの会」を作りたかった「夢」が、「亥の子」と「とんど」です。 この夢を、すっかり忘れていました。 「俺、なにを目標に頑張ってきたんだろう、なにがしたいんだろう・・・」 太田川の土手を歩きながら、自問自答でした。

 

 

すこし積極的に一歩進んで、そしてその流れに任せてみる。 そんな一日でしたが いろんな出会いがあり、正直びっくりしています。 そして充実した一日でした。

 

 

 

 

 

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百年に一度のチャンス

 

 

昨日は今年最初の「公務?」でした・・・

 

安佐南区の理事会&懇親会(新年会)に出かけてきました。 場所は、毘沙門にある酔心さんです。 大きな宴会場があるのにビックリ! さすが酔心さん。(私のお店のバイトの子は、酔心料理学校の生徒さんです^^)

 

17時から理事会が開催され、昨年の後半に開催された、スポーツ大会や各委員会の報告がされました。 その中で担当校の準備にかかる労力、会場・天候の問題、参加する人の気持ち。など いろいろな課題があり、それを解決しながら「進めて行きたい」そんなご提案がありました。

 

安佐南区では、役員を輪番制で決めておられます。 会長校の教頭先生が事務局を担ってくださっています。 これまでの歴史の中で、今の形になってきたのだと思います。 この形についても、考えて欲しいと提案がされました。

 

懇親会の中である方からお話をいただきました。

 

今の市PTAの形は、単Pそれぞれが市PTAを組織して、その地域ごとの集合体として「区P」が存在する規約ですよね。 と・・・ 私自身恥ずかしいのですが、単Pが集まって区Pを組織し、区Pの集合体が市Pだと認識していましたので「えっ!」って感じです。 そういえば、会費だけを見ても、市Pが単Pから振り込んでもらって、市Pの会計・予算・決算を行っています。 その予算の中から、区に活動費をお渡ししている流れになっていますね・・・・

 

市Pと区Pの 情報の主な流れ方は・・・

 

①市Pから、区Pに情報が流れて、区Pの事務局さんが、メールやFAXや郵送で単Pに連絡 ②市Pから直接単Pに連絡をする場合。   市役所のメール便(市役所が各学校に荷物を定期的に運ぶときに、一緒に運んでもらっています)を主に使っています。

 

と2通りあります。 昨今、子どものケイタイ問題で、行動が見えない、広域化している課題があります。 我々保護者も、ケイタイやインターネットの問題課題点ばかり見るのではなく、利用できる部分は「かしこく使って」いかなければいけないと思います。 

 

まずは、事務処理をメールやインターネットで、双方向に情報交換できる仕組みを考えて見たいと思います。 総務委員会さんに、お願いしようかな~  (委員長見てますよね^^) 単P会長が、全員パソコンメールを使える環境(日々確認できる)であれば速攻で構築できますが・・・ 毎年変わるメンバー・メールアドレスを持っていない・毎日確認できない・・様々な課題がありますが・・・

 

おっと、話が あちこちにバラけてしまいました。 スミマセン。

 

懇親会では、親しくお酒を飲みながら交流することができました。 嬉しかったのは、私が始めてPTA会長を担った時の校長先生や中学校の前教頭先生にお会いして、お話ができたことです。 市PTAにいると、転勤された先生にお会いできるのも楽しみです。

 

そして、あるお母さんから言われました。

 

「今年は100年に一度の不況だって言われますけど・・・その100年に一度に出会えた私達は【幸運】ですよね!」 って

 

  そうだ・・・!

 

子どもの権利に関する条例 ・ ケイタイ問題 ・ 不登校 ・ いじめ  子ども達を取り巻く環境も・・・・

 

経済を取り巻く環境も・・・・

 

今年は 100年に一度の 不況 今年は 100年に一度の  チャンス なんです!

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心のウォーミングアップ(6)

 

 

「ふるさと」   と聞いて、なにを思い出しますか? 誰を思い出しますか?

 

私のふるさとは、幼稚園の頃は西原に住んでいました。小学校時代は銀山町で過ごしました。 中学校・高校は、銀山町と牛田新町の両方に住んでいました。

 

でも、なんとなく、懐かしい、温かい、もう一度帰ってみたい。 そんな感覚です。 「思い出したくもない・・」その記憶はありません。 (消えてしまっているのかもしれませんけど)

 

今の子ども達・・・「ふるさと」を どう思い出すのだろう・・・  また、自分自身、子どもを育てた「地域」を、どのように思い出すのだろう・・・と

 

そんな時期に、PTAの東区の役員として、広島市PTA協議会に出向?していました。 教育問題委員会の委員長を仰せつかっていました。 その委員会で出会ったのが、佐伯区の橋本さんです。(イエローレモン隊の隊長さんです) 橋本さんとお話していて「我が学区にも おやじの会」が欲しい・・・ そう強く思いました。

 

親しい人2人に声をかけて・・・運動会の駐車場係りの募集から、集まってくれたみなさんと「打ち上げ」と称して 「おやじの会」を 無理やり(勝手に)立ち上げてしまいました。 橋本会長に出会って半年くらいです。

 

「強く願う」と 物事は実現するんだな~と感じました。

 

私がPTA会長をしていたのは、牛田新町小学校です。

 

記念すべき第一回目の「おやじの会」が ビアガーデンで開催しました。

 

 

 

そのあと、スタンドでカラオケを歌って、帰宅は午前様だったと思いますけど・・・・ タクシーに乗るときに気がつきました。 みんな同じ方向だし、近所じゃん! って

 

おやじの会で会合を数回開催し(飲み会ですけど・・・) 小学校でイベントを開催することになりました。

 

   「紙飛行機を飛ばそう~」です

 

その時のブログです ↓

 

土曜日の参観日終了後、PTA主催行事のイベントで「紙飛行機を飛ばそう~」を実施しました。 今回の企画運営は、今年6月に発足した「牛田新町おやじの会」の皆さんを中心に行いました。

 

 

お父さん達は、わが子のクラスを担当しました。 ルールの説明や、紙飛行機の折り方を説明し、みんなで飛行機を折りました。 一人で折るのが難しい子には、お父さん達が手伝ってくれました。

 

 

折った飛行機を持って運動場に集合! その前に・・・どれくらい飛ぶかな~とみんな練習しています。

 

 

運動場に全員集合です! 6年生を先頭に、5年4年と、各学年一列縦隊で並びます。 ・・・ これが結構大変でしたけど、お父さん方が大勢で「並べ~」と叫んでいたので思ったいたよりは早く整列できました。

 

 

計測スタッフのお父さん達は、20m付近に待機しています。 ここまで飛ぶかな~ まず最初に校長先生の「始球式」ならぬ・・「始飛行式」で競技開始です。

 

 

まず最初に6年生が飛ばします。 さすが6年生。 結構飛んでましたよ。 そのあと続いて5年生、4年生、3年生、2年生、1年生と続きました。 風は緩やかな追い風で、コンディションはバッチリでした。 でも、2年生の時には、ちょっと逆風だったので、ちょっと記録が伸びませんでしたね。

 

 

最後に、先生と保護者の競技です。 人数が人数なので、投げ始めて投げ終わるまで・・・結構時間がかかりました。 

 

 

結果発表! 6年生から順番に、各学年のトップが記録とともに発表されます。 子どもの名前が呼ばれるたびに・・・「おっ~」「すげぇ~」「やったじゃんか~」と大きな歓声があがります。 その中を、少し照れくさそうに優勝者達が集まってきました。 各学年の優勝者には、銀メダルが授与されました。

 

 

優勝した7名(各学年と大人の部)で、再度「グランドチャンピオン大会」を実施しました。 学年代表を応援する声が、運動場に響き渡りました。

 

開催当初は、風の影響や、投げ方、となりの子とぶつかったり・・と、苦情やクレームがきたらどうしよう・・・楽しくない子がたくさんでないといいな~と不安でいっぱいだったのですが・・・ 「頑張れ~」「いけ~」と大きな声で声援を送っている子ども達を見て、不安も吹っ飛びました。 各学年がひとつになって声援を送っている姿をみて「やってよかったな~」とホッとしました。

 

 

グランドチャンピオンは、6年生のS君(す~さん)でした。 チャンピオンには金メダルが授与されました。 優勝者が発表された瞬間!すーさんは多くの子ども達に取り囲まれました。「お兄ちゃん、折り方教えて~」何十人もの子ども達に囲まれていました。 クラスや学年で、その代表を応援する姿に感動して、また、学年を超えて集まっている子ども達を見て、とてもうれしく思いました。  紙飛行機という、簡単な遊びでしたが、子どもも、先生も、保護者も・・・みんな楽しく過ごせた1時間でした。 お手伝いいただいたおやじの会の皆さん、またお父さん方、お母さん方ありがとうございました。 また快く、実施を承諾してくださった校長先生ありがとうございました。

 

 

最後のアトラクションで、大型紙飛行機を、校舎の3階から飛ばしました!  大空に向かって飛んでいく大型飛行機を・・・子ども達は元気に追っかけていました。 きっと、子ども達の夢や希望をのせて飛んでいくのでしょう~ 遠くに飛んでいく飛行機を見ながら、子ども達のしあわせを祈りました!

 

 

  おしまい!

 

 

 

と・・・・なるはずだったのですが・・・ 大型紙飛行機は・・・ あっというまに着陸(急降下)してしまいました。 でも、子ども達は「わっ~」と駆け寄っていました。

 

最後のアトラクションは、ちょっと失敗でしたけど・・・ 思った以上に、良いイベントが出来たな~と感じました。 みんなで一緒に同じ事をして楽しむ。 テレビゲームでは経験できない面白さだよ! 少しは感じてくれたのではないかと思います。

 

下校する子ども達は、楽しそうに飛行機の話をしながら帰っていました。 そして、あの大型飛行機も全部子ども達は持って帰っていました。 子ども達を楽しませよう~と企画したイベントでしたけど・・・ 子ども達から「大切ななにか・・・」を教わったような気がしています。

 

 

去年(2008)も 第三回目の「紙飛行機を飛ばそう~」が おやじの会の皆さんの手で実施されました。

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心のウォーミングアップ(5)

 

 (画像 NHK広島さんより)

 

12月17日(2006年)になんとか「生放送」を終えました。 なぜ、生番組なのか? とも思うのですが・・・ (録画ではダメなのかな) 当日、日曜日の再放送もあわせて多くの方にご覧いただいたようです。「見たよ!」とのメール・電話がたくさんありました。 どこで調べられたのか、自宅にまでお電話をいただきました。

 

本番当日、担当者より「日曜日のお父さん! みたいな服装でお願いします」と言われ、スーツで行く気でいたのを急遽取りやめ、知り合いの洋服屋さんで「チョイ悪いおやじ」の服ください。 と言って無理やりコーディネートしてもらいました(笑) スタジオに入ってびっくりです。 簡易なセットかな~と思いきや・・「クローズアップ現代」!? のような見事なセットで・・・緊張が高まりました。 でも、私自身昔から「本番には強い」ので・・っま大丈夫でしょう。(そんな感じでした)

 

 

 

当日、話すことを 事前に「原稿」にしていたものがあります。 本番では、あまり話せなかったので下記に記してみます。

 

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※中筋小学校での「登下校時の見守り」のビデオを見た後。  (参加する親、しない親が問題、意識をどうかえていけばよいのか?)

 

中筋小学校での問題と課題は多くの地域で抱えていることだと思います。 登下校時の子どもの安全を守る方法として、大人の目で守る方法を多くの地域で進めています。 その中で、参加する人、しない人との意識の差、温度差が問題になってきています。

 

 参加している方からは、「何で参加せんのん? 自分の子どもが大事じゃないん? 仕事と子どもの安全とどっちが大事なん?」「最近の親はどうなっとるん!」そんな声を聞きます。  その言葉には「一人でも多くの大人の目で子ども達を守ろう。地域の子どもが事件に巻き込まれないように。他人事とは思わずに、一人一人が力を出し合って、登下校時に見守り活動をしよう。」という気持ちが込められていると思います。子ども達や親の代表として感謝申し上げたいと思います。

 

 残念ながら、見守りに参加しない親はたくさんいます。しかし、わが子の安全を願わない親などいないでしょう。では、何故・・・色々な方のお話を聞いて、「それは、見守りの習慣がない。言い換えれば地域活動に参加する習慣がない。」のではと思い始めています。 例えば歯をきちんと磨いたほうが良いということは誰もが知っています。 でも朝晩に歯を磨く習慣がない人には、いきなり朝晩歯を磨くことはとても大変なことです。でも朝晩磨く人には信じられないことだと思います。  また、子ども時代「今日は、町内の清掃活動があるから、家族みんなで参加しよう。みんなの町はみんなで綺麗にしよう。」という家庭と「わしらが汚したわけでもないのに、せっかくの日曜日に参加しなくてもいい。」という環境に育った子どもでは、大人になってから地域、社会への関わり方は大きく変わってくると思います。

 

私の学区では、奈良の事件以来、保護者には登下校の時間に関係なく、学区内を歩く時にはPTAの腕章をつけてもらうようにしています。これは、「いつ、どこで、下見をしているかもしれない不審者、犯罪者に対して保護者の存在を示し、『不審者、犯罪者を地域に入れない。』保護者が『歩く110番の家になる』事を目的としています。 現在、安全ネットワークや社協、町内会の方々が児童の登下校の見守り活動をしてくださっています。保護者も当番を決めて見守り活動に参加するようにしていますが、参加されない方もいます。そこで、「登下校時に見守りをしないといけない!」から「登下校時間に見守りが無理ならば、夕方の時間や出来る時間に見守りを!」ということにしました。一人でも多くの親が、見守り活動に参加してくれるほうが良いと思ったからです。

 

 また、今年おやじの会を立ち上げました。その活動の一つに町内会が行っている「夜間パトロールへの参加」があります。昼間子どもを見守ることの難しい父親たちでも夜間パトロールには参加できます。昼間お世話になっている町内会への恩返しとでもいいましょうか。親も子も同じ街に住む住民として、出来る部分で無理なく笑顔で関わって行くことがとても大事だと思います。 そして、関わってくれた人に「ありがとう」と感謝の言葉を忘れないようにしたいと思います。

 

※矢野西での毎日の見守り活動のビデオをみた後。  (事件依頼、毎日登下校を「付き添い」で見守っている、とても大変。そして現在子どもの防犯意識を高める意味でも「6年生を班長」として、登下校班を組織する試みを検討中)

 

矢野西学区ではとても多くの親が見守り活動に参加されています。昨年の事件以来「全速力」で走ってこられたんだと思います。PTA会長始め、地域のリーダーの方々は想像できないほどの努力と苦労だったと思います。

 

矢野南小の会長から、 見守り活動は長く続けることが大切。 長く続けるためには負担を軽く。 負担を軽くするためには多くの人で。多くの人でやるために、それぞれの地域でアイデアを凝らすことが大切です。というお話を聞きました。矢野西では、多くの人で進める。という部分に子ども達も参加しています。 子ども達自身の危険回避能力や自立を育む意味でもとても大事だと思います。そろそろ、地域では矢野西のように次のステップに進む時期だと思います。それは、見守る対象の子ども達の「気持ち」を聴くことです。彼ら自身が不審者をどう感じ、これまで親が考え実施してきた見守りをどう思っているのか。を聴くことです。

 

安全マップを多くの学校や地域で作成されました。この地図を使って、子ども達に、ここは子ども達だけで大丈夫、でもここは危ないから大人の人がいて欲しい。僕たち高学年は平気だけど、低学年の子は見てあげてほしいな。そんな会話が必要だと思います。昨今、何故見守りをしているのかがわかっていない子どもも親も多いように感じています。見守りの押し付けにならないように気をつけることが大事だと思います。

 

緊急避難的に始まった見守りをきっかけとして、多くの人が、それぞれの出来る部分で、地域活動に参加していくスタート「地域デビュー」になれば良いなと考えています。

 

※この1年間の「見守り」は 効果があったのでしょうか? という問いに対して

 

不審者を少なくするという目標で活動したのであれば、効果は少なかったかもしれません・・・でも、地域に住むもの同士、理解しあい、助け合い、思い合うことがとても大事だ!という大切なものを見つけた人も多いのではないでしょうか。

 

我々親が考えなければいけないことに、わが子を不審者にしない! ということがあります。勉強も大事ですが、社会で生きていくルールやマナー、人を思う気持ち、自分も人も大切にする心。多くのことを学ばなければいけません。そのためには親自身に愛情がいっぱい必要です。地域のみなさんにお願いしたいことがあります。是非、見守りや地域活動の習慣のない親達を「指摘や指導」するのではなく「愛情」を分けてあげて欲しいと願います。 たとえば・・「今時の親はなにを考えとるんかわからんね」ではなく、こんな言葉をかけてもらったらどうでしょう。「今の時代、子育ては大変じゃろ。。私達の頃が楽じゃったような気がするよ。一人で悩んだり頑張ったりせずに、いつでもおばちゃんに相談しんさいよ!」 優しい言葉を、愛情を分けてもらった親は、地域に感謝し、その感謝が行動になると信じています。「今の親はようわからん」という言葉がいっぱいの街で、子どもたちが心豊かに育つとは考えられません。逆に不審者が育つような恐ろしさを感じます。 子どもを守ると同じ気持ちで、その子どもが一番守って欲しい「親」を守ってあげてください。

 

今朝、五年生のわが子に聞いてみました。 「同じ町に住んでいる人が仲良くなるのは・・・どうすればいいかね?」

 

 「挨拶すればいいじゃん! こんにちは~って」 と 即答でした。

 

実は、子ども達は一番の解決策を知っていました。 人と人がであったら「挨拶」 ここからしか 始まりませんね。

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心のウォーミングアップ(4)

 

 

皆さんの記憶にも鮮烈に残っていると思います。 矢野西で起きた事件。木下あいりちゃん殺害事件です。 各地で「子どもの登下校を守れ!」とパトロールが始まりました。私の小学校でもこれまでも緩やかなパトロールはしていましたが 今回はそんな悠長な事態ではありませんでした。PTAで何度も会議を開き、地域の方も独自にパトロールを始める方もおられます。

 

そこで おこるべくして様々な問題が発生します。 地域の方々に 「パトロールをお願いします」  「待ってました!子どもは地域で守ろう~ 子ども達の為にできる限りやるよ」という声が沢山聞こえてきました。 大変ありがたいことです。 それと同じくらい、いやそれ以上に・・・・「親がまず率先して動いて、そして足らない部分をお願いするのが筋だろう」ごもっともなご意見です。 反論のしようもありません。

 

現状のPTAの中では、仕事をしている保護者、様々な考え方を持っている保護者を 「子どもの安全」で、まとまっていただくのは並大抵のことではありません。

 

あげくのはてに「子どもの命と仕事と、どっちが大事なんだ」「有給とって出来るだろう」 そんな声が聞こえてきた地域もあったようです。ある意味 モンスター地域住民??

 

広島は8区あり、その区によっても温度差がありました。 安芸区のある会長よりこんな言葉をいただきました。

 

市PTAから「案内文」が届いたので・・・内容は 「各区で意見を出し合って、子ども達の安全について話し合いましょう」だと思って、嬉しくなって封を開けました。 なかに入っていた文章は・・・・

 

    「新年互礼会」の案内

 

愕然とされたそうです。 

 

 

我が小学校でも、保護者に向けて文章をだそうとしました。

 

「子どもの安全は、誰かが守ってくれると勘違いしていませんか!」 という表題のプリントです。 PTAにむけて かなりきつい言葉です。

 

そのときK校長先生より 「言いたい気持ちはわかりますが、この文章の次に出す言葉がなくなりますよ・・・」 「子どもの安全は、まず親が守りましょう」と・・・ STOP! がかかりました。

 

頭に血が上っていた私には、大変ありがたい STOPでした。

 

地域や学区で「子どもの安全」についての集まりが頻繁に開催されます。 いつもそこでは「今の親はどうなっとるん」「不思議でしょうがない」と・・・多くのご意見を耳にします。

 

そんな会で・・・私は思わず言ってしまいました。

 

「今の私たち親を育てられたのは だれですか? 失礼ですけど みなさまがたの年代の方々ではありませんか」 「私たちは勝手に大きくなったわけではありません」と・・・・

 

場内からは 様々な反応が起きました。 拍手をするお年寄り、ほっとした表情(よく言ってくれた)との保護者の顔 「なにを偉そうに」と厳しいまなざし。 

 

私は このとき気付きました。

 

私自身子どもをどう育てているのか? 私自身がどう育ってきたのか?            どう育てられてきたのか? 

 

これまで悩んで悩んで絡み合った糸が・・・「すっとほどけていく」そんな感じがしました。 そんなとき NHKからコメンテーターの依頼がありました。「ふるさと発」です。

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